ここはいいところ。ニュージーランド北島の歴史ある街Paihia(パイヒア)でお勉強をしたり、だらだらとリゾート地を歩いたりするだけで楽しい

 

Bay of islandの観光地Paihia(パイヒア )

Whangareiよりさらに北上して、Bay of islandsと呼ばれる地域の中心地 Paiihia(パイヒア )に到着した。 

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Whangareiから車で1時間くらい。

 

paihia(パイヒア)という街の由来は、マオリ語のpai(いい)と英語のhere(ここ)が合わさって、paihiaになったそうな。

つまり、paihiaとは「ここはいいところ」という意味。なんてざっくりした地名・・・。

街の感じは完全にリゾート地。

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綺麗な小鳥ちゃん



かなり小さい街だけど、かなり整備されている。

 

ジェットボードパラセーリングなどのアクティビティで海上も賑わっていた。カヌーで一日かけて島嶼(bay of islandsと呼ばれるだけあり無人島もたくさんある)を回るツアーやkingfish(ヒラマサやブリ)を狙いに行くフィッシングツアーなどお金のかかりそうなものがたくさんあった。

 

ちょっと街を外れたところには haruru fallsという滝もある。

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確かに、Paihia(パイヒア)、いいところっぽいぞ。

宿泊先に選んだバックパッカーズのベッドにたくさんのベッドバグがいたらしく、むちゃくちゃ痒い思いをしたことを除けば・・・。(部屋の湿気が凄まじかった)

 

パラセーリングをやってみた

さて、パイヒアにはたくさんのアクティビティがあるわけだが、当然バックパッカーの貧乏旅。使えるお金も限られている。ましてやwhangareiでは300ドル以上かけてディスカバーダイビングもしているわけだし、あまり体力も使わないけどほどほどに楽しめるアクティビティがいいと思った。

ジェットボードも釣りもカヌーも金はかかるし、体力も使いそうだ・・・。そんなアクティビティの中でも目新しいパラセーリング。

 

・・・そう。パラセーリング

・・・分かる?(謎の上から目線)

 

パラセーリングというのは、モーターボートが海上を走り回り、ボートにロープを通して繋がれたパラシュートで海上散歩をしようというマリンタウンならではの酔狂なお遊び。

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ぶっちゃけ高所恐怖症なんだけど、後々にスカイダイビングとかするかも知れないと思って、その予行練習のつもりで100ドルかけて予約した。

 

・・・にも関わらず、いざ予約時間に集合場所に行ったら予約が取れておらず、悪いけど一時間半待ってくれと言われる。

出ました。

予約が取れてない。

 

予約が取れてないっ!!

(というか集合場所に行ったら、ぼく以外全員ファミリー連れで、「あれ?マジ?そんな感じのキッズ向けのアトラクション?」と思ってテンションは下がるし、俺の体重だと一人で乗れないらしく誰かペアを探さなきゃならないってんで受付で「なんでうちのところにぼっちで来てんだよっ!!」って目で見られるし、もうなんかいいか。金もかかるしと思ったけど、一時間半ビーチで石を投げたりして時間を潰してボートに乗り込んだ自分はまさしく勇者。ちなみに自分が乗った回のボートはほとんどがカップル連ればかりだった。ここだけの話、ちょっと居づらかったぞ・・・)

 

 

自分の回が回ってくるまでけっこう時間がかかる。

goproを持って上空からの景色を撮りたかったのだが、「ダメだ。写真が欲しければこのパラシュートに取り付けてある方のgoproで撮るから30ドルで買え」と言われ、じゃあいいやと思い、ノーカメラで上空へ。

 

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ちなみにロープの長さは120m。

かなり上空まで上がるし、風が強いし、ロープはぎしぎし音を立てるしけっこう震えた。

景色はすごい良かったけどね。

 

フェリーにてNZ初の首都Russell(ラッセル)へ

Paihiaの対岸にRussell(ラッセル)という街がある。

ラッセルは最初のヨーロピアン入植者の町として栄えて、1840年にはニュージーランド建国初めての首都になったらしい。捕鯨船や貨物船の寄港地として栄えたものの、当時のニュージーランドは無法地帯だったらしく、『Hell Hole of the Pacific』なんて呼ばれていたらしい。

つまりは、太平洋の地獄。

ちなみにたった9ヶ月で首都ではなくなったそう。

 

PaihiaからRussellへの行き方は、自動車で行くか、フェリーに乗るかの二つ。

自動車で行くと、半島を遠回りしなければならないので1時間ほどかかる。フェリーだと10分ほど。

ラッセルの町自体はとても小さく車で回るほどの大きさでもないので、フェリーに乗ってしまうのが基本なんではないかなと思う。

フェリーは往復13ドルほど。

 

フェリーというほどの大きさではない。ぽんぽん汽船って感じ。

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乗船時間は10分くらいだったと思う。

ヨットやボートがたくさん浮かべてあった。

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ラッセルに着いた。

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太平洋の地獄と言われていたとは思えない、綺麗な町。あとむちゃくちゃ小さい。

ちなみに上の写真はニュージーランドで初めて建てられたホテル。

ここで昼飯も食べた。ちょっと奮発。

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ニュージーランド初の教会。まあ、いうても普通の教会という感じ。

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高台に登った。

高台に登る最中にkiwi birdのような鳥がいた。

おそらくウェカという鳥。ちょろちょろこっちを見てきてかわいかった。

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高台からのラッセルの町。

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だいたい2時間くらいいれば歩き回れる感じのこじんまりした雰囲気のいいところだった。

 

NZ建国の地ワイタンギ

 paihiaのすぐ隣のワイタンギというところがある。ここワイタンギで、イギリスとマオリ族の間で主権と土地の所有の明確化を目的とした、ニュージーランドで初めての条約が締結された。今のニュージーランドがあるのは、このワイタンギ条約抜きでは語れない。いわばワイタンギはニュージーランドの建国の土地なのである。これはwikipediaの受け売りだ。

 

ニュージーランドに来たからには歴史のお勉強も必要だろうということで、ワイタンギ博物館に行ってきた。

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入館料は40ドル。まあまあいい値段取られる。

 

マオリ族はいわばポリネシアンである。ポリネシアとは、ハワイ・ニュージーランド・イースター島を頂点とする三角形の海域のことだ。おおよそ現在から1000年ほど前にマオリ族の探検家クぺがニュージーランドに初めて上陸したらしい。先住民であるマオリがニュージーランドに到達したのが日本でいうところの平安時代なのだから、そもそもニュージーランドは人類が到達してから日の浅い土地なのだ。マオリはニュージーランド(アオテアロア)でモアという巨大鳥を狩って暮らしていたらしい。

 

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この船はワカというマオリ族の船。戦闘民族って感じがする。

 

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これはマラエというマオリ族の集会所の内部。

舞台でハカを舞うんだろうな。

 

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ワイタンギ条約締結の地には旗竿が建てられている。ちなみにワイタンギ条約は実質的なイギリスの植民地化だったのでマオリ族の不満が溜まり、マオリ戦争という反乱も起きたらしい。

 

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まあ、なんというか歴史あるお堅い場所であっても、やはり風光明媚なところだ。

さすがニュージーランド。

 

ちなみにpaihiaから少し離れたところの防波堤で釣りもした。

いいサイズのアジが入れ食いだった。

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刺身となめろうにして食べた。

味はぶっちゃけ、東京湾の金アジの方が美味い。

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次回、Kaitaia(カイタイア)に向かう。