【心療内科体験談】心療内科に行ったことある?どんな場所か興味ない?【敷居は案外低い!】

メンタルクリニックを渡り歩いている訳ではござらんが・・・

心療内科に行ったこと、ありますか?

ぼくはあります。

ていうか、現在進行形で4ヶ月間通ってます。

 

今も昔もストレス社会ですが、心の病に対する理解が今ではだいぶ進んできて、昔に比べたら、心療内科に通う人も増えてきたのではないでしょうか。

とはいえ、心療内科とか精神科が、どういうところであるか分からない人の方が多いはず。

 

ぼくが教えます。

メンタルクリニックとはいかなる場所か。

 

そして、記事を読み終える頃には、

あなたは是が非でも心療内科に行きたくなっているはず・・・。

(ここで『世にも奇妙な物語』のテーマソングが流れる)

 

・・・まあ、「心療内科行くの不安だな」と思っている人に読んでもらえれば幸いです。

ぼくの場合は、初めて心療内科に行くのが、とても不安で、自分がそういう状態に陥ってしまったことを認めようとしなかったものです。

でも、心療内科に行くことは、風邪にかかったら風邪薬をもらいに行くのと同じことで、特別なことは何もありませんし、ためらいを感じる必要はどこにもありませんでした。

心療内科に行くことが不安で二の足を踏んでいる状態なら、メンタルを壊してしまう前に、会社を休んででも、早めに診察を受けておくべきだと思うのです。

 

一応言っておきますが、ぼくは精神医療の世界を詳しくは知らないですし、色んな困難を持たれている方がいらっしゃると思うので、ぼくの話は参考程度に留めておいて下さい。

それに、ぼくが通っているのは1施設だけで、メンタルクリニックを渡り歩いているわけではないので、その点ご承知おきを。

ちなみにぼくが行っているのは、マンガで分かる心療内科で有名なゆうメンタルクリニックです。

yucl.net

 

5月の心療内科は大盛況

ぼくは月に2回ほど新宿の心療内科に通院しています。

会社を休んで、初めて2月に心療内科に行った時も、かなりの混み具合でしたが、

やはり5月の混み方はちょっと違いますね。

 

ぼくが行っている病院の待合スペースには、ダークブラウンカバーのソファが11つあるのですが、5月になると、どのソファも人が座ってしまって、立って待たなければならない状況になります。

 

猛威を振るう五月病・・・。これがストレス社会の実情か・・・。って気分になります。

それと同時に、仲間がいっぱいいるようで、心強い。

「病める同志よ。共にこの無間地獄を切り抜けて行こうではないか!」という気分にならないこともない。(基本的にはならない)

 

ちなみに、ぼくが通っているメンタルクリニックでは、

診察室が五部屋あり、回転率はめちゃくちゃいい。

人がたくさんいても、10分ほどで名前を呼ばれます。

すき家で牛丼食いに来ているんじゃないかと錯覚するほど。

ファーストフードならぬ、ファーストメディカル・・・。

社会の深い闇を感じますね。

 

ちなみに初診の場合は、けっこう待ちます。

ぼくの場合は、一時間以上待ちました。

 

診察に来ている人は普通の人が多い

『チャージマン研!』というアニメを見たことはあるでしょうか?

1970年代のアニメ黎明期に制作されたとはいえ、5分間の中にあらん限りのツッコミどころを詰め込んだ伝説的問題作として知られているアニメです。(名作か迷作かは評価が分かれるところ)

この『チャージマン研!』には、精神病院が出てくる話があって、その話の内容が実に偏見だらけ。

このアニメの精神病院では、筋骨隆々のブラジャーをつけたおっさんが奇声をあげていたり、主人公の医者である父親が精神病院を「こんなところ」と総括してしまう始末。

なんだか誤解多き時代なんだなあと思いますなあ。

(ちなみにこの話はさらにめちゃくちゃで、院長が精神病院の地下からミサイルでヨーロッパ大陸を狙おうと画策する。)

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もちろん、実際の病院はこんな場所ではない

話が逸れました。
でも、人によっては、多かれ少なかれ、心療内科という場所に偏見を持っている人はいると思うのですよ。

別にそんなことないです。

待合スペースにいようと、街を歩いていようと、見分けのつかない人たちばかりです。

(ぼくと同じくらい薄っすらとヒゲが生えている人は多いけれども)

 

でも、メンタルクリニックの待合スペースにいても、カップルで心療内科に来ていたり、ヤーさんなんじゃないかと思うような人がいたり、就活生らしき人がいると色んな人がいるなあと感じます。

社会って複雑だなって、しんみりと思ったりもします。

 

先生は様々 

ぼくが通っているメンタルクリニックには、色んなタイプの先生がいます。

かなり美人な先生もいれば、小声なのにまくしたてるようなマシンガントークをかましてくる先生、全然話を聞いてくれない先生もいれば、めちゃくちゃ話を聞いてくれる先生もいます。

先生が合わないと感じたら、気軽に変更できますし、なんだかんだいって気軽に行けますね。

 

カウンセリングは癒し?いや戦いだ!

カウンセリングと聞いた時、何をイメージしますか?

青々とした観葉植物が片隅に置いてあって太陽の光が窓から差し込む真っ白な部屋で、優しい笑いを浮かべるカウンセラーと机を挟んで談笑。自分のトラウマや思い込みをカウンセラーに話すと、カウンセラーはそれを優しい言葉に置き換えて、 気持ちを落ち着かせてくれる。

カウンセリングと聞いた時に、ヒーリングとか癒しのようなものをなんとなくイメージするのではないでしょうか?

 

そんなことはありませんでした。

むしろ、きついです。

 

カウンセリングを行うところは、四方の幅が数メートル程度の狭さで観葉植物も何もない殺風景な部屋。カウンセラーからは、かなりズバズバとツッコミを食らいます。

なんか学校の職員室に呼び出されて、叱られている気分になりますね。

 

基本的には歪んだ認識を正していくという作業をしていくために、年少期からの思い込みや考えがいきなり覆されるので、自分自身の過去ときちんと向き合う必要が生じるのです。

普通に生活していても、突然ふとした時に怒りが湧いたりするので、ストレスケアはするようにとは言われているのですが、突然フラッシュバックが襲ってくるので、これがなかなか難しい。

結局、自分の心を治すのは、カウンセラーでも薬でもなく、自分しかいないんだなと実感しております。

カウンセリングはあくまで、心の状態を矯正するものであって、慰めではないので、

カウンセリングに癒しだと考えているなら、その誤解は解いた方がいいかも知れないですね。

カウンセラーが信用できないなら、カウンセラーを変えるのもありだと思います。

 

自分のカウンセリングについて、正直に書きましたが、病状やカウンセラー、また病院によって、カウンセリングも全然異なったものになると思うので、ぼくの書いたことは参考程度の話に留めておいて下さい。

 

最後に

4ヶ月間心療内科に行った体験を色々と書きましたけど、少しでも自分の心の状態に不安があるなら、早めに行っておくに越したことはないと思います。

カウンセリングのこととかで不安にさせてしまうことも書いてしまったと思うのですが、心療内科に行くことで得られる一番のメリットは、自分が疲れているということを自覚できる点です。自分が疲れていると認識することができれば、メンタルを落ち込ませている悪循環に気がつくことができます。

 

「心療内科に行っておくべきかも知れない」という考えが沸き起こったということは、心の中でSOSをあげなければならないほど、疲弊しているという状態だと思いますよ。

 

ただ注意すべきは、心療内科って開業しやすいらしくて、適当なヤブ医者がろくな診察もせずに適当な薬を処方する悪質なところもあるということなので、評判のいい心療内科を選ぶことをおすすめします。

 

そもそも心療内科に行くことになる前に、メンタルを病まないようにストレス対策を行うことの方がよっぽど大切ですけどね。

メンタルを復調させるのは大変なことなので。