【NZワーホリ】ニュージーランドでも「いじられかた」は変わらないの巻

「いじられかた」は日本と変わらない
ホームステイ先でのクリスマスパーティの日のこと。ぼくはビールを飲み、「う〜ん。グレイト。」とコメントしました。あまりに間が抜けた「う〜ん。グレイト。」だったので、ホストファミリーの中学生の子以外、一同苦笑い。
それから三日間くらい、ことあるごとに中学生の子に「う〜ん。グレイト」とからかわれ続け、謎の笑いを浮かべておりました。
 

ロトルアでの年末年始

Happy New Year ですね。
ぼくは良くも悪くもいつも通りです。身振り手振りを交え、声のトーンを変えながら、英語を話せているわけでもなく、まあお気楽というか、ホームステイ先を出てからはバックパッカーズに宿泊し、ロトルア市内を日がな一日お散歩しております。
天気は快適。仕事もとりあえずブルーベリー農家のピッキングの仕事に決まり、一安心。半袖で年末年始というのも乙なものですな。
 
大晦日の日は、日本人女子のお誘いを断り、同じ部屋のインド系オーストラリア人の方と新年のお祭りみたいなものに参加していました。
Rotorua GLO Festiival という催し物です。
 
アルコールフリーのイベントなので、部屋でバーボンを三杯ご馳走になってからイベントに行きました。イベント会場でホットドッグを買った後で、近くのバーに入り、花火が打ちあがるまでビールを数杯飲む。
まあそう書くと、けっこうこいつコミュニケーション取れてるんじゃないか?と思うでしょう?
 
それが全然なんだな。
基本的なコミュニケーションは取れるんですけど、会話の深掘りができないんですよ。会話が続かなくて、会場の音楽が流れてくるとオーストラリア人は一人で踊りはじめちゃうし、ぼさっと立っているのもなんだから奇妙なステップ踏んで取り繕うという始末。ミスタービーン的な空気感ですよ。
ホットドッグを食べ終えた後はいよいよ会話のタネがなくなって、花火が打ち上がるまでその辺をぶらぶらしていました。
「宿に戻るかい?それともバーに行くかい?」
ぼくは負けたくなかった…。
「バーに行く」
 

いやあ…向こうのバーは開放度が違いますね…

年末年始で浮かれてるのもあるのかも知れないですけど…
 
ぼくはビール片手にガリヴァーみたいにひょこひょこうろついてました。
ファンクミュージックが大爆音で流れ、そこにいる男と女は誰彼かまわず抱きつきまわりキスをし笑い転げ、女は男子トイレに入っていき、頼みのオーストラリア人は二人のボンキュッボンのスウェーデン人を楽々捕まえ、ぼくは後ろの方で東京から来たとアジア人特有の愛想笑いを浮かべている。
スウェーデン人の女の子の一人は片方のブーツをなくし裸足で歩いていて、ぼくにお酒飲んでる?と聞く。Drunk?がDrug?に聞こえ、NO!NO!というけど、手にはビールを持っている。聞き取れない英語にジャパニーズスマイルを絶やさないことは忘れない。身体が縮んでいく気がする。スウェーデンの女の子二人とオーストラリア人はオーマイガッと叫んではハグしたり手を合わせたりしている。そのうち、オーストラリア人はぼくに耳打ちする。
 
You can pick up either.(たぶん)
 
海外の人にしてみれば、ぼくは去勢された老犬に見えるでしょうね。モチベーションが上がるどころか、すっかり怖気づいてました。オスとしての自覚がないというか、種の保存という課題に本能のレベルで本気で取り組んでないというか…
そんなわけで、友達との約束があるからと言い、急いで日本人グループと合流しましたとさ。
 
海外に来たからと言って、別の人格が生まれてきてくれるわけではないし、キャラクターが突然変わるわけないから勘違いするなよな!
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