【NZワーホリ】東京出身のニート男、ニュージーランドで野生的に暮らす。アボカドの木に登ったり、海釣りしたり・・・

 

どんどん野生児になってきた

東京で20年近く生きていると、もやし男になっていく。 

ましてや、一番運動するべき高校時代を帰宅部として過ごした男なら尚更で、さらに言えば社会人になってから精神を壊し、実家にしばらく引きこもっていた。

すなわち、ニート・・・。

コンビニスイーツばかり食べていたら、ぶくぶくに太った。

 

ワーキングホリデーでニュージーランドに来てみると、ぼくのようなもやしにもちょっと野生味が出てきた。

体重も8キロ減った。

車の運転もせざるを得ない状況になり、タイヤがパンクすれば自力でタイヤ交換もした。

美味しい惣菜やコンビニなんてものはないため、自炊もしないと満足に生きていけない。

 

元々社会性のないマイペースな性格の人間がニュージーランドにくると、野生化に磨きがかかる。

最近の自分は、人間というよりも、むしろ脳みそが発達した猿であるような気がしてならない。

 

まあ、とにかく、ニュージーランドにいると、自然と自給自足生活になる。

 

今回はそんな野生化したニートの生態をお伝えしたいと思う。

 

 

海で小物釣り

東京でもたま〜に釣りに行くくらいのことはしていたが、自動車を購入し、海から近いところに住んでいる今では、しょっちゅう釣りに行っている。 

ぼくは今、ニュージーランドは北島、タウランガ(Tauranga)という海辺の街の近くに住んでいるが、なんせ景色が綺麗である。

f:id:sentimental-monkey:20200613162000j:image
f:id:sentimental-monkey:20200613162011j:image
f:id:sentimental-monkey:20200613162007j:image

 

時間があると、車を走らせて釣りにきてしまう。

釣れなくても、港から海を見ているとリラックスできる。

 

ニュージーランドの海では、アジやサヨリ、マダイ、ヒラマサ、シマアジなど日本でも馴染みの魚もよく釣れる。

サヨリはけっこう釣れる。刺身にして食べると美味い。

f:id:sentimental-monkey:20200613162252j:image
f:id:sentimental-monkey:20200613162244j:image

ニュージーランドでも、魚を刺身で食べることは多いが、サヨリのような細長い魚をわざわざ三枚におろして食べるのは珍しいらしい。

 

さびき釣りでもマダイのちっこいのはすぐに釣れるが、あいにくイリーガルサイズである。逃さなければならない。マダイは小さくてもけっこう引きが強い。

f:id:sentimental-monkey:20200613144642j:plain

リリースする際、写真を撮り忘れていたので拾った画像

 

あとは、このスポッティという魚。日本でいうベラである。

f:id:sentimental-monkey:20200613162336j:image

この魚も桟橋からすぐに釣れるので、試しに煮付けにして食ってみたら、なかなか美味しかった。

f:id:sentimental-monkey:20200613162431j:image

 

桟橋にきているキウイ(ニュージーランド人)はキングフィッシュ(ヒラマサ )や、マダイ、シマアジ、カウアイという巨大なサバのような魚を狙って、超巨大釣り針を海に放り投げている。

ぼくが釣竿から目を離しているときに、でかい魚が引っかかったようで、MY FISHING ROD がロケットのように海へぶっとんでいくのが見えた。ちょっとした絶望であった。

結局、釣竿は買いなおした。

 

アボカド、フェイジョア、etc...をピッキング

現在、農家さんのところにステイさせてもらっている。

土地がだだっ広いので、牛乳や豚肉、キウイフルーツ、蜂蜜など、いろんなものを作っているが、ついでにアボカドやフェイジョアという果物の木も植えてあったりするので、自由にピッキングできる。

 

フェイジョアは地面に落ちた熟れた果物を拾って、食べる。

f:id:sentimental-monkey:20200613162500j:image
f:id:sentimental-monkey:20200613162504j:image

イチゴとかパイナップルを混ぜたみたいな味がして、これがなかなか美味しい。

f:id:sentimental-monkey:20200613162522j:image

日本ではなかなか見かけないレアフルーツである。

 

アボカドの木はけっこう高い。

f:id:sentimental-monkey:20200613162551j:image

それゆえに、一人が木登りをしてアボカドをもぎ、もう一人が下でアボカドをキャッチする。木登りなどできないので、下でアボカドをキャッチする役に回るが、それでもアボカドをキャッチし損ねて頭の上に落ちてきたり、だいぶポンコツである。

アボカドは、オン・ザ・ライスかスパゲッティなどにして食べてしまう。

f:id:sentimental-monkey:20200613162634j:image

f:id:sentimental-monkey:20200613162847j:plain

サヨリのカルパッチョにアボカド入れたら美味かった

 

オーガニックのレモンや、マンダリン、みかんなどもあるので、暇なときにピッキングしに行く。

最近は取ってきたレモンを使って、蜂蜜レモンを作った。

f:id:sentimental-monkey:20200613162710j:image

f:id:sentimental-monkey:20200613162705j:plain

自室がなんか汚いのはご愛敬



風邪及び新型コロナ予防にもちょうどいい。

 

東京の都会暮らしで溜まった毒がデトックスされている気がする。

 

潮干狩り

冬になるとさすがにできないが、海に近いので潮干狩りもできる。

砂浜に多くいるのは、ピピと呼ばれている貝である。あさりとムール貝のあいのこのような見た目をしている。

干潮のタイミングをめがけていくと、浅瀬に群れをなしているため、ザクザク取れる。

f:id:sentimental-monkey:20200513054332j:plain

f:id:sentimental-monkey:20200513054327j:plain

 

一日砂を吐かせて、酒蒸しやボンゴレ風にスパゲッティにしたら、食いごたえもあってかなり美味かった。

f:id:sentimental-monkey:20200613162751j:image
f:id:sentimental-monkey:20200613162747j:image

 

ニュージーランドでは個数や大きさなどのレギュレーションさえ守れば、取れる貝は多い。 

アワビ、ホタテ、牡蠣、ムール貝なども海に潜れば取れる。密漁にならない。

ダイビングのライセンスを取って、ニュージーランドにきたら、楽しいだろうな。

f:id:sentimental-monkey:20200613162825j:plain

ダイビングのできるキウイが取ってきたムール貝。

 

野生に戻りたかったら・・・

東京で苦しんでいたときの毒がどんどん抜けていっている気がする。 

都会暮らしに疲れたら、ニュージーランドに来るのはおすすめできる。